うでをくんでくびななめして
ひとりよがりかんがえた
だれにもいわないやくそくもない
はれることのないあの日のこと

だまったままのあかいそら

すれちがうひともたちどまるひともおしえてはくれないだろう
やさしくひそかなさよならのしかたおしえてはくれないだろう
ふあんをぬぐうことをいっしょうできないこいなら
あたしはおおきなこえであなたにさよならいおう

とうほうにくれてみちにまよってくらいくらいあみのなかでも
とおくにかおるあなたのにおい
てさぐりでさがしたあの日のこと

このあわいひびよくさらな

すれちがうひともたちどまるひともなぐさめてくれないだろう
うたがいはじめたあたしのもとにはなにもかえらないだろう
"どこにいてもあたしのことをわすれたりしないで。\"
このことばをなによりもあなたにいいたかったわ

すれちがうひともたちどまるひともおしえてはくれないだろう
やさしくひそかなさよならのしかたおしえてはくれないだろう
ふあんをぬぐうことをいっしょうできないこいなら
あたしはおおきなこえであなたにさよならいおう
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