よかぜがヴェールをゆらすように ほどけたかみ、ゆれた きれいなものほどはかない そんなきみのよこがおはいとしくゆめをみさせていた こごえてとべないあげはちょう はなにはたどりつけず おもえばおもうほどとどかない よわすぎたぼくにはそらはふかくたかすぎて ただ、とうめいなこころのはねで いまいくせんのよるをこえてゆく はなにぎんがにみおとりしないほど じょうずにとべたなら やがて えいけつのあさちょうはねむる いまいくせんのきおくつれそって おちたはなびらやさしくふりつもった けしきは「はなとちょう