あおもりえきまえにゆきがふるはたせなかったいつかのやくそくが ばすていにとまるしょうじょがはいったしろいいきといっしょによぞらにきえた つもりだしたのはかのじょのきおくとかんしょうとわずかなこうかい ながくのびるぼくのあしあともやがてそれにけされるだろう おもえばとうくへきたもんだいやというよりふりだしにもどったのか じちょうぎみにふみだすそのいっぽはきょうもかわらずまよってばかり それでもここにとまるよりはいくらかましだとしんじてる かたにつもったゆきをみておもうすこしやすみすぎたみたいだな いかないでくれとよびとめるおもいでを ふりほどいてぼくはどこまでいけるのだろう はつゆきがかぜにふかれてぼくらのまちとおりすぎただけ きみのやさしさかぜにふかれてぼくのむねとおりすぎただけ ゆきはきのうからやむことをしらずでかけようとドアをあけたてをとめる きれいだなと思うよりはやくめんどうくさいなんてひとりごちる かさわないしじかんもないましてやきたいなんてあるはずもなく ただむかうべきもくてきちとしょうそうだけはすてるほどある そんなまいにちをいきてますぼくはなんとかやってます これをこうふくとはおもいませんがかといってふこうともおもいません ただきみがいなくなったことでできたくうはくをうめられずに しろくろにみえるのまちのけしきけっしてゆきのせいではないのでしょう かなしいことなんてあるものかあるものか ふりほどいてぼくはいそいででかけなくちゃ はつゆきがかぜにふかれてぼくらのまちとおりすぎただけ きみのやさしさかぜにふかれてぼくのむねとおりすぎただけ ゆきはきょうもやむことをしらずいそぐぼくのあしはもつれる わらいあったながいつきひもたしかにわかりあえたなにかも ぜんぶうそだといいきれたらぼくはかんたんにあるけるのに でもだいじょうぶちゃんとまえにすすめているよ はつゆきがかぜにふかれてぼくらのまちとおりすぎただけ ぼくはそれにすこしないただけふゆのかぜにこころゆれただけ