かぶとむしや、たくさんのはむしが まいばんぼくにころされる そしてそのただひとつのぼくが こんどはたかにころされる それがこんなにつらいのだ ぼくはもうむしをたべないで うえてしんよういや、そのぜんにもう たかがぼくをころすだろう いや、そのぜんに ぼくはとうくのとうくのそらのむこうに いってしまおう