ここにはなにもない どこまでもくらく たいくつないつわり いみのないいらだち そうこんなにもひろくつめたいじかんのなかで いつかきっとこころはくちておしつぶされてしまうだろう ここにはなにもない ざんこくなきょりと ふたしかなつながり いくつかのあやまち まだこんなにもつよくじゆうなろうのなかで とめどなくながれておちるそのきれいなものにきづかない ほらこんなにもひろくつめたいじかんのなかで ひとつだけのこされたものはいまといういっしゅんだったのに いつもそれにきづかない いつもすこしだけとどかない だからきっとひつようなものはいきているというかんかくだった