ははをさがすまよいごをみつけた どこへゆけばあえるというのだろう あめにぬれたゆうやみていしゃじょう だれもいないしずけさのなか かさねあいつむがれたそのいとを たちきるはさのつめたさにこころがふるえた あらがいあらがいひきさかれたさんげきのあと わたしをみつめるうつろなしせんがそらをかいて まばたきまばたきひかりをなくした でぐちをさがすまよいごをみまもった とじこめられているとも知らずに かべをみたすつややかなかびのはな やみのなかであいをささやく てさぐりでかなしみをよせあつめ こごえるからだのつめたさにこころがおどった うばわれうばわれおしつぶされたさんげきのあと わずかないたみでちぎれたてあしをつなぎとめて みちびきみちびきわたしをもとめた さそわれさそわれたどりついたさんげきのあと はきけもうすらぐげんかくのなかでゆめをみよう わたしがかなでるりそうのせんりつ