あざやかにさくいのちはゆきのように なつのそらにとけてしたたるすいせきはしせんのぴんと ずらす ほほづえつき、はにかむえがおてーぶるのむこうがわ きゅうくつだったこのへやはやけに ひろくかんじてしまいます あかいじゅうたんのうえ、ちらばったいくつもの、きおくのかけらを あつめ みえないかたちをもとめてなくごえがひびいた あいたくて あえないけど、あいたいから めをとじるの ゆめのほしつなぎあわせ きみにあいにいくの おそろいのカップ いろちがいのはブラシも かたほうだけくたびれて バランスくずしたかんじょうはつよがりみせず さびしくて ひとりきりでへやのすみでまってるの ふたつきりのあいかぎでとびらあけてきみが あのころにかえりたくて、かえれなくて、いまはただ めをとじて、みみをふさいで、きみをえがくの きみの えがおも、わらいごえも、なみだも、いかることばも なにもみえない、なにもきこえない きみのかえりをまつの