まぶしいなつにつかまえたつよくしなやかなゆびさき さびしいひとごみのまちでおさえていたこいをぶつけあった ほんきにきずつくことおそれないすんだひとみが あめのごぜんろくじにでていくぼくをつつんで くもるまどやさしくひびかせてながれるうたがかなしかった ふりかえるあなたをだきよせてもういちどきすしたかった さいかいはすぐにおとずれやがてもやいはなくなり あきのとびらたたくまでこころよせあいあるいてた ふたりちがうばしょでしかかなわぬゆめをもってるから わずかなじかんしかのこってないとしっていた もえあがるおもいははかなくてあえないひびがまたはじまる やすらぎといつわりのことばをなにひとついえないままに やくそくはかわされることなくゆれているこいはあわのよう ふりかえるあなたをだきよせてもういちどきすしたかった ここらしがすぎようとするころやせてしまったふたりのひに さそわれてあなたはやってきたけつだんをふきかけるため おだやかなえがおをつくりながらであいをくやむことはないと いいきかせグラスをあけたときこれがさいごだとうなずいた しろいいきさよならつげたあとくるまにのりこんでゆくとき ふりかえるあなたをだきよせてもういちどきすしたかった