よるのかぜはどこまでもやさしく ひとのすきまをすりぬけてぶらんこゆらす まちをあるいててがるなものがたりさがして きずつかないようにぼくらはいきてたのに とまどいをかみくだいていたいほどほそいからだだきしめ もどれないみちへとまたふみこんでしまう しらないことなどきりがないけど なにもかもさらすようにもとめあう しゅんかんはたしかにある わすれないわすれないでしょう ふきぬけるようにきみきえました こころにちいさなとげをのこしたままで かぜにみだされたきせつがまたひとつすぎてって つぎからまたつぎへとだれもがむさばる でもわすれないわすれないでしょう ふきぬけるようにきみきえました かわしたぬくもりだけがぼくをつつむ