あしたぼくらはきっとふたりだけ せめてあわになってきえるまで しょうせつのやまにそっとひをつけ たきびをしてあそぼうよ いっそひがしのみさきから おとなたちのさめためをぬすんで つぎのふねでにげてしまおうか いまみえたんだ よるとあさのつなぎめが ただひたすらに それだけさがしつづけたら ほらみえたんだ あけはなったまどのむこう しらじらとひがのぼる まだわかるかな きらめくなみのすきまには ふときづくんだ ふざけたかおのきみがいて すぐきえるんだ ゆめとげんじつのなかばで ゆらゆらとめがさめる ちいさくいきるこのまちには ぶきやろじっくはいらないのに あしたぼくらはきっとふたりだけ せめてあめになってとけるまで もるたるのかべにそっておおきな s.o.s.をえがこうよ ぎょうぎよくあしをそろえた へいたいたちのおとしたぼうしを かぶったままどこへおよごうか いまつくるんだ ふかくにつめたよくぼうと すぐまぜるんだ こねくりまわすかつぼうで ほらみたすんだ あけはなったまどのむこうにつなげて あばかれたこころを つかまえてさあさあさあ ぼくらはずっとひとりだけ せめてうえのまぶたがおちるまで はなのおくがつんとするような えいがのはなしをしていたい きみはこきゅうをととのえて ながいかみをおもいきりきったら みたことのないかおをした あしたはきっとふたりだけ せめてあわになってきえるまで しょうせつのやまにそっとひをつけ たきびをしてあそぼうよ いっそひがしのみさきから おとなたちのさめためをぬすんで つぎのふねでにげてあのくにまでいきたいな ゆるぎない いとしみを かわらない あの日々を またとない あいまいな ことばを かえして