なみだふくはんかちのいろをした くもがきたへとながれていく きっとどこかとおいくにでぼくよりつらい こころのひとがいるのだろう おおいくもよぼくはいがまんできるよ そのひとのひとみにうかんでくれ おおいくもよなみだをふいてあげたら そのひとのひとみはそらのいろだろう しろいばらたばねたかたちをした くもがみなみへながれていく あれはきっとはるかなたびつづけるひとが あいするひとにとどけたいのさ おおいくもよひぐれまであいだにあえよ はなびらあかくそまるから おおいくもよみあげるみんなのひとみに ちいさなはなたばうつしてくれよ おおいくもよこのまちにあめふるとき どこかのまちはひざしのなか おおいくもよだれかのためになるなら つめたいあめにぬれてもいい