たとえばつかれはじめたこころが このいっぽをためれば ときはそのあしおとをひびかせて まためのまえをすぎさってゆく しんじつはどこかにかくされてるの かなしみだけがむきだしのまま めまいのさきにじむひかりに そうたったひとつをさがしだすから ほらここにあるゆうきをまだしんじたいきもちを とおざかるそらへとかかげながら このありふれたきぼうをただまもりつづけるために きっとあしたはくるから たとえばほどけたねがいのいとを かたくむすびなおせたら どんなにつよくふきつけるかぜも またおそれずにふみだせるはず えらぶべきものさえみうしなっては にせものだけがかがやくせかい さまようかげまちわびるゆめ そうたったひとつはかわらないから ほらここにあるけしきがまだゆずれないみらいが いつかうまれてきたあかしになる このすりきれたきぼうがただみつめつづけるばしょに きっとあしたがあるから てにいれたものさえきづかないまま なくしたものにためいきをはく かんかくさえまどわすやみで そうたったひとつははなさないから ほらあふれだすおもいがまたよびさますつよさが いきてくいみをいまむねにそそぐ このいろあせたきぼうがただみちびいてゆくばしょに きっとたどりつけるから ほらここにあるゆうきをまだしんじたいきもちを とおざかるそらへとかかげながら このありふれたきぼうをただまもりつづけるために きっとあしたはくるから