Anti Fairytale

Fukase Vocaloid

Composición de: Mekimeki Jizou
ガラスの靴なら叩き割った
鬼退治はとうに投げ出した
みんなお幸せに

ハッピーエンドの犠牲なんて
本当は誰でもよかったって
また繰り返し

壊しても 逃げ出しても
誰が書いたかも知れない古いト書きに縛られてる

妖精も王子も 助けに来ない それがいいの
御伽噺じゃ 切り捨てられるような結末を
見ていてくれよ 嗤ってくれよ
挟める栞なんてない
唯一つ この身体で

捻じ曲げた歪みの代償の罰
賽ふれば進むゲームじゃない
進まないことを選んでみたいの

100年眠り続けたいよ
赤い頭巾はダサいから嫌
森の中の塔に一人でいたいの

回る糸車の音
鈍く光る針先
触れたなら

当たり障りのない言葉で
都合の良い展開描いて
誰の物語?

チープな定義を振り翳して
大切なものは零れ落ちて
また繰り返し

ぼかしても 書き変えても
誰もが当然のように知ってるテンプレが邪魔をする

役名もセリフも 決まってない それがいいの
御伽噺じゃ 切り捨てられるような役割を
与えてくれよ 渡してくれよ
戻れるページなんてない
唯一つ この覚悟で

主役はどうぞどうぞ
いずれまた誰かが show you, show you
蛇足ならいつでもmake it, make it
終わらない改変をまた

鮮やかな新緑 チャコールの瞳に
揺れるまま眠りにつく
どうか構わないで
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