なぜにかげろうはゆらめいて よみへといざなうみおつくしが はるかこんぺきのそらとうみ すべてをのみこむあのおおさよ かえらぬひのおもいをむねにだくとき はかないあわのようなさだめのものたちも はてしないみちをさまよえるのなら いつもずっとずっとそばにいてあげる あかいはなびらがおちるとき あまたのいのちが うまれゆくの いくせんのとしつきも なみがもてあそぶ うららかなひのなかでわたしもかぜになる おおぞらをはながうめつくすように うみをもっともっとだきしめてあげる やがてきっときっととわは せつなにさって だけどずっとずっとここにいてあげる ただかぜがふいている