あめがきぎをめでている かぜがそらをかけてゆく ほら、ここへきて わたしのなをよんでいる めにはみえぬものたちのこえ みちあふれ なみのようにかえすことばは こだまにかわる わすれられたおとぎばなしをつたえてくれる あなたのそのてで わたしをいだいて ゆめうつつ ふかいもりをさまよえば いつかそこへたどりつく さあみちびいて ずっとむねにひめたおもいを つちへとかえす かつてあいといわれたものを ひとりともらう わたしのこのてがあなたにふれた ゆびさきにゆめのあと もりのなかをいきたことばは こだまにやどる しんじられたあのいいつたえかなえてくれる ずっとむねをさしたいたみをひかりにかえる かつてうたといわれたものをひとりつぶやく だれかのねがいがわたしにとどいた みみもとにゆめのあと ここにいて ゆめうつつ