きみをだきしめたいけれど ふれればもうもどれないんだよ きみのかたはちょっとふるえている だれのことおもってなく? はりさけそうなふたりのきょりは てをのばせばとどいてしまうんだよ どうしてぼくをよびだしたりしたの わけなどきくまでもなく きみはわかってるこのきもちにきづいている そうだとしてもきみのずるさも つけいるようなぼくのあざとさも いまだけはみてみぬふりで きみはぼくをみつめてるけど ねえだれのことかんがえているの のばしたゆびさきがふるえてしまう きせつがこのおろかさをわらう ぼくもわかってるそのさきにまつむなしさを そうだとしてもぼくのよわさも さみしさまぎらすためだとしても いまはただそしらぬかおで きみをだきしめたいけれど ふれればもうもどれないんだよ でもおもわずきみをひきよせた きせつよこのおろかさをわらえ きせつよふたりのおろかさをわらえ