あのじょうねつてきだったこころはいったいどこへ きえてしまったんだろうああゆうやけよ ぼくはとてもちいさくてだからしかたがなかった いきるといういみさえもしぬといういみもしらず ただいつもとなりにたっているおとなをしんじるだけで それがただしいことだと思ってた きずつくのはぼくだけでじゅうぶんだと思うほど まわりがみえてるわけじゃなかったから だけどあのときひとこといってくれなかったのはどうしてなの ああまって、まだいかないで ぼくがすぐなくからおいてくの もういちどこっちをみてよ こえにならないけどかんじてよ よわさをかみしめながらじぶんのむりょくにきずき なみだをながしたときはひとりきり よろよろとたちあがってちからなくふみだすのがやっとだった ああそしておとなになった ぼくをあかくそめるゆうやけと あのこどもなどいないから ぼくはもうそろそろかえります