[ぼくとおれ]とをつかいわけて
こころゆくまでうそをつくや
こわいものをしらないしんじつがつめたくてひかる

おくびょうなふりしてないでさあ
おもかげかさねてまよいこんで
きみをまもるかりゅうどはとっくにおいしく、ね

なまえなんていいからすきによんでわすれて
りゆうばかりほしがるありばいをこわして
まじめなキスまるでてじなのよう
あばくブラウスゆかにおちるべると

おおかみしょうねん、もういちどかけだしたらもうかえれない
たとえでだれのなみだがむねにひかっても
さえぎるものなどなにもないふじつなこころがねむるまで
このままさまよいつづけてゆくぼくは、おおかみせいねん

うそつきよばわりするそばでゆびからけむりをうばいとって
ほんねをはくきみに、ぼくもたねあかしを

[あいつのキスそっくりでしょう?きみがいつかなかせた]
さよならはこんやおれらはまちをでるから
どなりごえどあをせにひびく
ゆるさなくていいまどべにうつるうそ、つき

おとぐいばなしならいつかおちるいかづち
でもおもいあがりかなつみもばつもしらじらしい
きばをだしてじゃれたいおれくびはなんじゃかえれない
れんがのいえさえふきとばしてどこへだってふらり

おおかみしょうねん、もういちどかけだしたらもうかえれない
かえれない

おおかみしょうねん、もうにどとうかけだしたからもうかえれない
たとえだれのなみだがむねにひかっても
さえぎるものなどなにもないふじつなこころでねむるまで
このままさまよいつづけてゆく
できのわるいゆめよりうそでたぐりよせてゆくやすらぎへ
ふたりつがうぼくら、おおかみせいねん

[おれとぼく]とのとなりあわせ
さあこころゆくまでうそをついて
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