ぼくらはねまいにちねおなじそらばかりみていた ビルにかくれていたこのへやからはひかりはみえないのに ぼくらはねきづいたんだげんじつはいろをもたない ふたりをとりまくまちのけしきもものくろにおちてゆく ねえほんとうはぼくがつよくなればいいんだ きみのだいじなゆめのたまごをまもってあげたいのに あとすこしもうすこし きみをなかせるたびむねのおくがおとをたててきしむんだよ わるいのはそうきみじゃなくていつもぼくのほうだよ ぼくらはねいつだってひとりよがりだったかもね じぶんのつごうをぶつけあうたびいきばをなくしていた ねえほんとうはもっとやさしくなりたいんだ きみがいるのにそばにいるのにだきあっていたいのに いつまでもいつまでも きみをなかせたりゆうのすべてがぼくのいきかたなんだよね だからよけいにいまをみつめつよくなろうと思う きみがながしたなみだはもうすぐやさしいあめになるんだよ そしてぼくらのむねのなかのかなしみをあらってく