すきといわれりゃだれにでも からだをひらくおんなだと ひとがわちきいをわらうのを しらぬわけではありません だけどこのいのち ひとおもいになげだしたあいてはたったひとりだけ ああこんなおくそこをつきとめておきながら しらぬそんぜんじゃあまりそうでないわいな つきにむらくもはなにかぜよわしておくなんし ほれてそろ すいたおひとにゃどこまでも ばかになるようなおんなだと ひとがわちきいをわらえども やけやはずみじゃありません だからこのこころ やぶいてちぎれるまでだいてよたったいちどだけ ああこんないたみなんぞあすののぞみなんぞ みえぬきこえぬほんとうもうそもないわいな ゆびきりげんまんはりせんぼんのましとくなんし くれてそろ なけなしのいのちのあかしを とぼしとくなんし わかるざんしょう