つきがてらすそらをつつむ むせかえるほどひかりにそまったあわいこえこえ そのねにひかれみちびかれるままぼくはきみをさがす くらやみのなかいまぼくはかぜにとけた そうおかしたつみからのがれたくて このてのひらにのこされたきみのあかし ああもうにどとはなれぬようにあかい糸をきみとぼくに まどにけむるしずくひとつ ゆびにからめてきみのなまえをしたためるそっと つちくれふかくとわにねむるきみのなを といきこめて くらやみのなかいまぼくはかぜにとけた そうおかしたつみからのがれたくて このてのひらにのこされたきみのあかし ああもうにどとはなれぬようにはなれるように あいすればこそこわしてしまう こころにさいたはな くらやみのなかいまぼくはかぜにとけた そうおかしたつみからのがれたくて このてのひらにのこされたきみのあかし ああもうにどとはなれぬようにあかい糸をきみとぼくに わびしいよるはほほえむきみに くちづけたならはなかくて ことばにすべらくちはてそうな そのみをだいてなむりたい