眩いばかりの銀毛探立てる、愛しい牙を持つその者のもとへ行かん 拒む者を蹴散らして拒む者みんな倒す、これぞ獣の生きる道と固く心得 北へ走り、南に走る、西へ走り、東へ走る 篝火を纏い、月を背に、今宵も叫ぶ、黒き影は、偉大な姿へと変わせる 疾風の如く、山を越え、谷をも越えて、速やかな足は、悲しい結末を導き給う 時代を纏い鍛えは、勇しき、歌を祭りけり、太鼓鳴らし、炎陣組手讃え仰げ 星降りし空に、物語、また届かせ、後の世へと、今もこの胸で鳴き声響く