なつぞらをしたい おいかけてゆくくもは どうしてあんなにひかるの そらいろのいすに だれかがわらっていた かげだけのこる かぜにながされた ぼうしがみずのうえで しずみゆくばしょをさがして それでもなんだか はなやいだかたちで そらをみあげてる はなをちらしてこみちをゆけば ふゆのにおいがすぐそばにある むれにおくれたわたりのとりが ひとりはいやだとみなみへ かぜはいそぐ だれかがたちさったあとのいすには さびしさがそっとすわってる よくきたね きっとあきがおわるまで そこにいるんだね