どこかしらから音がする 聞いたことある声がする それは誰かと尋ねても 深層心理は忘れてしまった 昔々のお話です 若い男女が降りました ふたりは愛を誓い合って 小指と小指、真夜中に絡めた 祇園精舎の鐘の声 職業無常の響あり 更紗装じの花の色 上者必須の事を現す 驕れる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし 偉大なものもついには滅びぬ 人えに風前の灯の如し 切りない内からええよもう (切りない内からええよもう) 人とはおろかなり 忘れたら悲しいな嫌 嫌も好きの内よ 忘れないでくれよ