そんなぼくもいつしかおとなになってたよ でもおかあちゃんにとってはいつまでもこどもなんだね ちいさいときのぼくっておにぎりってことばも ろくにいえなかったね いつもいつもおにぎしっていってた おんなでひとつでそだててくれたおかあちゃん そのせいかぼくのおさないころのゆめって ぼく、おかあちゃんとけっこんすんねん!! そんなぼくもいつしかおとなになってたよ でもおかあちゃんにとってはいつまでもこどもなんだね おかあちゃんのいきかた「がんばること ぼくはがんばるをせいっぱいいがんばってるよ あのときのことおぼえてるかな ぼくがともだちにうらぎられてくやしがってるとき うらぎられたじぶんをくやむなら しんじたじぶんをほめなさいっていってくれたことば でもそのあとともだちをどなりちらしたね おかあちゃんぼくはなにしてあげれた やさしかった?もっといっしょにわらいたかったな でももうそれもおそいんやんな おかあちゃんはたのしかったかな やっぱりぼく、おにぎりじゃなくて…おにぎしがたべたいねん おにぎしがたべたいよ。おにぎししかだめなんだよ ちょっとしょっぱいおにぎしをつくってよ おにぎしがたべたいよ。おにぎししかだめなんだよ うまれかわったらまたおにぎしをつくってね やっぱりおにぎし おにぎしおいしいねん