ふりしきるあめ やわらかなきりさめがわたしをつつむ あまいゆうぐれ かすかなざわめきかげろうがゆれきえて ほのかにかげるまどぎわのゆめ おろかなくらいにうそだけしんじて いまとうめいにうすれてぼやけてゆくつき ゆめをのせたはこぶねながされてゆく みえなくなるあなたにてをふりながら ひとりうたうは のこりがのようにかすかにのこるきおく とおいおもいでちりばめながら あさひにやかれかげろうがさりきえる またたくほどのはかないときに やがておだやかにすべてをわすれて いまざんこくにあかるくしらいでゆくそら あなたのせたはこぶねもうかえらない にじんでゆくけしきにてをふりながら ここでうたうは ゆめをのせたはこぶねながされてゆく みえなくなるあなたにてをふりながら たわいもないやくそく ばらいろのゆめ あいをこめて すべてにてをふりながら ずっとうたうは