おちていくかげにふっとのばしたてが からめとったようにまきもどるじかん おさなきおもいでとおくさったきおく どうこくのはざまにうかんできえた まっすぐにたつのがなぜこんなにつらいのか ひとりきりでいくときめたはずなのに ゆがみねじれたせかいでなにをさがすというのか しんじたくてただもとめるだけ こどくのらんぷでてらしはかいのはてのあしたを ここからみつけよう めいにやをひいて あやつられるまちつくられたせいぎ そうめいであるがゆえながれてくなみだ こんとんにめぶくはなほどけゆくちつじょ くりかえすいまにわかれをつげて くうはくのこころをなにかでうめたくて きずついたわはふたたびよびあった かわりはじめたじくうでいつかのこえがささやく ほんとうのあくはめのまえにあると ふもうだろうといわれてもまもるためにこわしていく いつかはよみがえるそらがあるのなら ほんのひとときやどるうつわ なのにどうしてこんなにもいとしい しろいつばさがはばたきうまれうごめくくろいかげ ひかりにいまをうばわれてく えらぶみちがむげんなら かすむこのめをほそめてここからながめよう あおにそまるまで