ほくほくせいにしんろをとりて ほおうつかぜにくちぶえのせて せんねんつづくにじゅうよじのたびへ かたくむすんだやくそくとくつひも ははあくくしずみかぜにゆれおちる ばんしゅうのかげあしもとにおちる といたとうにあてるきぼうのこう こうさのりゅうしてきらめいた なんどめのつきをみたのだろう よていちょうわにながれるときはわらうようになく どれくらいあるいてきたのだろう きずぐちをいやすくすりばかりさがしつづけて あおくまぶしすぎるそらのしたで らくじつがおとすぼくのかげが らしんとなりてあすへのみちをさす そのかげにてをひかれまたあるきだす くつひもはほどけはじめ けいさんどおりにくみたてられたまちがわらう じぶんらしさなんていまだみつけられず きずぐちふさぐしゅだんだけをてにいれた きかがくもようのようにあざやかで ふくざつなぜつぼうときぼう うすれゆくきおくがじかいでさまよう ようやくらしんのぼくにたどりつく あかくさびしすぎるそらのしたで れっとうかんにそまるこのてで ほどけたくつひもをふたたびむすび かすかなひかりへとまたあるきだすぼくとらしん