彼かぜがほほの涙をやさしくぬぐってくれた日のひだまりは ぶざまな僕をなぐさめてくれたんだ かわりゆくすげないけしきにかわらないままの僕らかさね いつしかやさしさという名のずるさまっていた いかないでくれここにいたいんだ かぼそくうまれたわずかなあかりを僕ら おびえながらふるえながらひたむきにともしてゆらして きえてはなくならないように ここにいるんだよとあなたへのおもいはなつんだ いちびょうがついたちになりいちびょうがついたちをかえて たやすくうらぎるにじよりようやけをしんじてた しずむだいだいがのぼるひかりえのぞみたくして またたちあがって僕は きりがかったもりをすすみふりかえってあしあとさがし うごけずただたちすくんで おとしてきたことばひろいあつめてさまよんだ もやすんだはかないすとりてらすんだこいねがう ひかり さまよえるこのもりをぬけ かぼそくきえそうなやさしさをたえまなくともしてつづけよう すべてがきえてしまったってあなたへののぞみともすんだ