むせかえる血の香と罪過の果て (笑うのは誰?) 狂い咲く今日わくの花びらが (望むのは何?) 体の奥深く疼く記憶 愚かなほどに欲しい、あの熱が 忙しくも愛おしい運命のいばら 切り裂き踏みし踏み絡みつく 光はやがて呪いに変わり 美しいまま終焉に堕ち向かう薔薇の輪舞 朽ちてゆく約束の牢獄で (あれは現実か?) 過ぐるのは温もりの残照か (嗟れた夢か?) 彼の日の森深く閉じた記憶 永遠に雨よ止むなと、そう願った 焼き尽くしてしまえよ 知ってしまえばそう 知らずにいた頃にはもう戻れない 願いは舞う花に渦もれて 瓦礫となって時に書き消え行く 愛のようで birth-curse-fear-crave blood-cross-grief-lost plucking the rose dancing the fate 雷鳴が鳴り響く 裏切りよ!憎しみよ!孤独よ 密やかな真実と 救いなき魂に 光あれと 忙しくも愛おしい 運命のいばら 切り裂き踏みし踏み絡みつく 激しく優しく回るあれは 美しい夢永遠を奏でる 出腹の輪舞 君に捧ぐ