さけぶ声、終わらない、絡まった香水の香り 甘噛みで切り離す 静寂に響く月の音 飛び出した寒空はあの日見たそれとは違い まるでほら...寂しくて品の折れたオルゴールのよう ああ、これが終わり 逆上る色紙は指先を震わせる痛み いつの日か立ち止まる別れ道、それが棘、夢 飛び出した寒空はあの日見たそれとは違い まるでほら...追いかけた無言の背中に抱きつけぬよう ああ、これが終わり 帰らぬ日々 泣き叫ぶことさえわからぬままに 声を殺しては抱えていたね 終わる世界 先も見えないまま あの言葉も言えないまま 霞む夢告げないまま あの言葉...言えないまま 帰らぬ日々