Trace of melancholy 目を閉じてみた そこはとても深い穴の中 黒い影が覗き込んだ 誘惑の果実をかじる その味はメランコリー 屈折した現実味と妄想の翼 沈黙する術も知るわけもない 感情はゼロと無限を行き来 己の実態もあるはずもなく 落ちていく感覚に溺れてみたい 目隠しのレクイエム 欲求は突発的であり 自己の確率すら難しい 衝動的な自傷的行動に溺れ 後に後悔する繰り返しだ 闇と光の中間はなく 過去と今の狭間もない 自分だけに留まらないであろう「破壊 約束とパラドックス 破り捨てた過去に手のひら添えて 今の快楽に目覚めて笑う 置き去りの過ち...中身なんてない 変わらぬ「最悪」に身を投げる Trace of melancholy 見開く先は 歪んだ世界の幕を切る 塞いだ現実に涙する Trace of melancholy 目を閉じてみた そこはとても深い穴の中 黒い影が覗き込んだ きっと Trace of melancholy 見つめる先は 桜を愛するべきなのか 心がまだ追いつかない Trace of melancholy 眠れぬ日々と 憂鬱という感情さえも 全てに「意味」が持てるから いつも 壊れていく日々の色彩と かけてしまったページをめくる それは僕が生きているということさ