そうげんにはやさしいかぜがふいていて
くさばなたちがいちにちじゅうわるつをおどってた
とりたちのさんびかをみつばちがはこんできて
それがぼくらのみにもとでとびかってた

ゆりかごがそこにはいつもおいてあり
こしかけたきみのゆれるかみをなでるたび
やわらかなかおりにつつみこみ
おもわずぼくはそのかみにきすをする

いつもここでまちあわせて
きみのつくったランチたべてたっけ

でもぼくはせんじょにいっているそのあいだ
きみはおとなになってしまっていて
あのやくそくをたよりにいきのびてもどったのに
きみはもうちがうだれかのうでのなか
そしてぼくはひとり

そうげんはあの日のままのやさしさで
くたびれてまどうぼくをそっとつつみこむ
あらそいにかったけどだいじなものをうしなって
いったいぼくはなにをしていたのだろう

ぼくのかたにあたまのせた
きみのしゃしんゆりかごにおいてみて

いちどだけきみがくれたてがみをよみかえしたら
きづかなかったさびしさがふってきて
ごめんねとつぶやいてももうどうなるわけでもなく
せつなさぎゅっとむねをしめつける
Ahぼくがせんじょにいっているそのあいだ
きみはもうちがうだれかのうでのなか
そしてぼくはひとり
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