ペントハウスの 窓まどに射さす街まちの灯ひで 君きみ抱だきしめた 悲かなしく泳およぐ人魚にんぎょが 映うつってる ガラスの中なかに 海うみへ続つづいてく ハイウェイを見み下おろして 君きみはごめんねと ひとことだけつぶやいた Aquarium 愛あいで君きみを縛しばり閉とじ込こめたね Aquarium 青あおい水みずにそっと放はなしてあげる さあ帰かえって行いきなよ きらめいた波間なみまへ 傷きずつきたくて 君きみはこの街角まちかど 戻もどって来きたの 白しろいクーペから 差さし出だした左手ひだりてに 握にぎってた指環ゆびわ アスファルトに音おとたてた Aquarium 僕ぼくの涙なみだだけであふれてくね Aquarium 君きみのいない長ながい夏なつが始はじまる ただ僕ぼくの影かげひとつ 動うごかない舗道ほどうさ Aquarium 愛あいで君きみを縛しばり閉とじ込こめたね Aquarium 青あおい水みずにそっと放はなしてあげる いま君きみが切きる波なみが 僕ぼくの頬ほお濡ぬらした