ぼくにかぎらず きみもおなじだろ そこにとまらず すすむべきはずだった いろもぬけおちたはなびらに すがるようにくちづけている ふゆのしびれるくらいに こうりついたへやのなかで ふたりいまをしのぐだけに ゆれるかがりびのようで むりにはひきあわず ねつにみだされず つちをならすように こなしていけるはずだったけども ときにぼくたちが もうあしたをちかうには ともにとげるには もうすこしうれすぎた かぜのにおいをおうのなら こぼれていくすなはあきらめて せめて ふゆのしびれるくらいに こうりついたへやのなかで ふたりいまをしのぐだけに ゆれるかがりびのようで かがりびのようで かがりびのようで