ぼくらはね、わすれていくからおぼえていてね。くろねこよ くちづけでおぼろげなあいをしょうめいしてくふたりなの めをそらしみればあめあかり。おそろいのゆめはいろちがい しらしらとながれるはなみだ。このこころ、きよくなれるなら からまるたび、うわごとつづってままごと くるおしさでふたり、しずかなけもので ねじれていたこころのはながひらく ほら、きれいでこえもいきもとぎれそう くらやみ。てをのばせばゆびさきのむこう、うつせみ きみはだれをみているの はりえんじゅ。きんじられたあそび ふたりだけのひみつがほしい あめおとはけんばんをたたく。おいかけてうたうなみだごえ しりたいのは、といもこたえもなきこと べつべつのこどうがいま、かさなって のぞいてみて、こころのはながさく ほら、ちぎって。せかいがうらぎるそのまえに つかめないてがとらえられないのは、あのおもかげ きみはなにをみていたの ろんりねす めかくしがじゃまでどうしてもふれない てんだねす つめあとたどればいしきがとおのいて、まほろば ねじれていたこころのはながひらく ほら、きれいでこえもいきもとぎれそう くらやみ。てをのばせどくらやみのむこう、うつせみ きみにぼくはうつらない やまないあめ すべてはみずのあわ ああ、うつせみ こいはきえていくばかり いくばかり