"かれはわたしのたからなのです\"
いつしかふたりはとりのようにじゆうにいこくをたびだつこと
ゆめみてあさをまちつづけて

このまちにはもう、いばしょはなく
いつしかふたりのちぎりもまた
はいにまみれたこのこべやをよりせまくして、ゆめをみせず

わたしのあいしたひとはかたわらにふきすさぶかぜにかみがゆれる
さむさにめざめてよいもさめたなら
またいつものようにあれるのです
もどらないひび、いえぬきずあと、よるがくるたびつみがますだけ

わたしをえらんだあのひとのために、ふたりですごしたひびのために
このからだをまたつみがつらぬいてかえれぬふたりはゆめのあと
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