なみだをじょうはつさせながらあるく
しそうのなくしたにんげんがあかしんごうをわたって
せいぶつにかわる
ひびはたんたんとながれるしろくろのまち

ことばはぶきかたてにかわり
ははをさがすこどもがあかしんごうをわたって
すがたをけすんだ

くろいあめうちづけたかんじょう
なきたいほどまぶしいそら
みなれたうそくりかえすひびうずくきずあと
おいてゆかないで

わらいながらふあんなひとは'だいてだいて'
ねむれなくなってゆく

さよならいえずにじかんがすぎる
おとなにはなれないよひとりひざをかかえて
なきだすそらみる

くろいあめはきっとぼくのせいだ
なんてことないようなかおをして
ほんとうのことをいわずになにを
ぼくはいってかったんだろう

きみだってほんとうは
わらいながらふあんなきもち
'しらないしらないしらないよそんなことは!'

くろいあめうちづけたかんじょう
なきたいほどまぶしいそら
みなれたうそくりかえすひびうずくきずあと
おいてゆかないで

いつかおわるとしりながらぼくは
あかしんごうわたれないのさ
くろいあめ
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