君に会えた 夏蜘蛛になった
ねっころがって くるくるにからまってふざけた
風のように 少しだけ揺れながら

街の隅のドブ川にあった
壊れそうな笹舟に乗って流れた
霧のように かすかに消えながら

孤 (ひと) り*を忘れた世界に 水しぶきはね上げて
バタ足 大きな姿が泳ぎ出す

君に会えた 夏蜘蛛になった
ねっころがって くるくるにからまってふざけた
風のように 少しだけ揺れながら

孤りを忘れた世界に 白い花降りやまず
でこぼこ野原を 静かに日は照らす

君に会えた 夏蜘蛛になった
ねっころがって くるくるにからまってふざけた
風のように 少しだけ揺れながら
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