うまれたときにわたされた このつるぎのつかいかたはわからぬまま ふりかざしてはふりまわしきずつけた こんなはずではなかったのと つみからのがれようとしては あいつのせいだってあいつがわるいんだって だれかのせいにするのがとくいになってた いきているだけですばらしいんだって いえるまであとどれくらいさ すばらしくないひととであって すばらしくないけしきをみて すばらしくないじぶんをしんじなきゃいけないんだよ きずつけてしまうおそろしさをしってから いつのまにかたいせつにしていたつるぎをつかうこともなくなった きづけばじぶんをまもるじゅつもなくなって こんどはじぶんがきずだらけになって ひとをきずつけただいしょうか じごうじとくちょうじりあわせ なっとくいかなくなってさまた いきているだけですばらしいんだって いえるまであとどれくらいさあ すばらしいあのひとたちを すばらしいあのけしきを すばらしくないじぶんをまもるために ころさなきゃいけないんだよ あとどれくらいいきれるのかな のこされたじかんでぼくは どれだけじぶんをすきになれるのかな ぼくはただぼくはただわらっていたいだけなんだよ いきているだけですばらしいんだって じつはたぶんいまだっていえるはずなのに なんでいえないんだろう なんでこんなにかなしんだろう でもかなしいからじゃないなみだをながしながら こんなにもいきていたいとねがってるんだ ただただいきをすってはいているだけじゃものたりなくなって いたみすらほしくなってしまうけど あなたがいるからできないんだ だからいきてるんだ