いちばんめのぼく ただなにもしらず うたうことがすきなままにさけびつづけた Ah,ahh せかいはこんなにもモノクロじゃないか ぼくはうたいましょう いろをつけるために にばんめのぼく だいしょうをしって そのうらがわにおびえながらうたいつづけた Ah, ahh せかいはこんなにもちぐはぐじゃないか ぼくはうたいましょう つなぎとめるために さんばんめのぼく むちゅうであがいて つかみとれるものをしんじてこえをからした Ah,ahh せかいはこんなにもうるさいじゃないか ぼくはうたいましょう いばしょをつげるために りかいする」「まなぶ」ことが いずれみをむすぶのだとして それなら ぼくはくりかえしぼくを(ぼくを ころすだろう よんばんめのぼく りょうでをさげて あきらめることがおわりではないとさけぶ Ah,ahh せかいはこんなにもごくさいじゃないか ぼくはうたいましょう いろをふやすために ごばんめのぼく おしまいをしって そのうらがわをかんがえることをきょひする Ah, ahh せかいはこんなにもがらくたじゃないか ぼくはうたいましょう くさりほどくために ろくばんめのぼく もうみをゆだねて むくれていたむのどをなでてくちをとざした Ah, ahh せかいはこんなにもせいじゃくじゃないか ぼくはうたいましょう こころのなかだけで いろをうしなうことが せいちょうだというならば もうなんどじぶんをころしたのだろう きえたぼくらはどこへいこう そしてうまれたのは ななばんめのぼく むじゃきで、おくびょう、だいたん もうもく、うちきで、むくちな、ぼく なんともこっけいなすがたじゃないか うまれたばかりのきみへ しゅくふくを、きぼうを、らくたんを りかいする」「まなぶ」ことで いろをうしないつづけるなら それなら ぼくはなんどでもうまれ(うまれ)きえるだろう ななばんめのぼく ぼくをころした