かくれんぼ かくれたよ もりのなかだよ はしりよはようはしって ここにおいでよ しずむたそがれのざんこう まようこのあしおと かぜにたやされたほのお やみにささわれしもりへと くらがりをさまよいながらいきさきもわすれた ただようすがたはどこかへ つきあかりであしがすくむ かねがなりひびくかぎり ぼくはきみのばしょへとむかった きこえないはずのこえ なみだにはこばれ いんがにさからいこのよへとどけ むじゃきなことばで たずねあってみた さとることさえできないままで もりみちのじぞうさまのうしろにいるよ はしりよはようはしって ここにおいでよ さめるよあけのまえに とまどうこのこどう ふいにひとみにうつった きみがぼくのすべてになった ふれあいさえできないまま いきさきをやくした あてどないかげはどこかへ ぬけだせずにさえぎれずに かねがなりひびくかぎり ときはまたきみをさらいにきた ひとみをみつめて てをにぎりしめた りんねはあらがえないさだめかな まことのこころで きずなをかわした ひげきでもてばなさない もりみちのじぞうさまよおぼえているよ わらってわらってごらん おわかれはえがおで ななよつきなかば まんげつに みちるこのおもい みちあふれ ゆめのまたゆめのなかへしずむ のぼるひがつれていく わらって ざんきょうはかきけした わらってごらん もがいてもうんめいは なきつづけても なにものこさないまま きみと わすれていく わたし きみとぼくすれちがう つたえきれない めぐるけつまつへ つづく