Goからっとのリングと
散らばったジェリービーンズ
勝ったけれど気にいらない
マニキュアのあかいろ
家路に着く恋人たち
横たわる物語
路地裏の生き様
子をなくした母猫
窓を叩く風に夜ごと怯えて
きしむ柱の下
ただのひとつさえ成す術もなく
ありがとう」の言葉でさえ
今のその手には余る
突きつけられた事実に刃を向けただけで
それじゃ、またね」を言いかけて
言わずに視線を落とす
都合のいい嘘はもう、予想
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羽を休めた鳥
檻でうめくライオン
旅人はまた出会うと
シェイクスピアは言ってない
ありあわせの木材で組み上げた
粗末な墓標にも毎日絶えず花が咲けばいい
晴れ物に触るような目で
けげんそうに他者はうかがう
肩があたっても
振り返る時も惜しむ癖に
誰かさんが歌っていた
死ぬことを僕は歌う
この瞬間も確実にそれはその身を蝕んでる
膝についた土を
見せないように笑った
ピアノが壊れた日
君も歌を捨てた
まるで何もなかったように
指の隙間すり抜ける
仮初めの希望
おごそかな絶望、知れてなお
強き人が歌っていた
死ぬ意味を僕が歌う
糸を紡ぐように、ただ
遠く、遠くに行く人
二度と会えない人
願わくば今、一度
笑い合いたいんだ