Lapse From Virtue
Aoi Eir
Continues after the ad
からだじゅうにからみつく
つきあかりをせにしてできたくらやみに
つみあげたがらくたは
まるでちがったひょうじょう(かお)をのぞかせはじめる
だれかにとってはみらい(ゆめ
だれかにとってはかこ
あまねくじかんをこえかのじょはわらう
つきのひかりがこよいもうるわしいから
このからだをやみにひたしつづけていた
きずついたこころにきづかぬふりをして
あいとにくしみはうらおもてなどではなく
やみよにうかぶつきをえがいたえのように
このよるだけはおわることもない
Continues after the ad
みせるようにがらくたが
ひとつひとつすがたをかえながらおどる
どれくらいみていても
どれほどふえてもこころはうめつくせない
こどくのはてにはなにがみえるのか
よくぼうのはてにはなにがみえるのか
だれのこえもきこえはしない
かのじょのいきづかいすらもう
にどとは
つきのかがやきがこよいもまぶしすぎて
ここにあるのはかのじょとわたしのかげ
さしこんだひかりにてらされたそのとき(しゅんかん)に
ほほをつたってながれおちるひとしずく
すぎしひのおもいでをあらいながして
このよるがいまおわりのときをつげ