反抗気の悲鳴にも似た
曖昧で知れったい感情
確かな理由なんてないけど
この場所にはいたくない

この虚しさはどこから来てどこに行く
悲しみとはまた少しだけ違う
心に空いた穴を吹き抜ける風が
冷たくて (キリキリ) と痛む

幸せの宛てはないけど
どこか遠くへ行きたかった
満たされぬ思いが
幾重にも重なり
駆け抜ける
まるで息急ぐかのように

闇の底 光の頂上
善と悪が同居する心
綺麗事では隠し切れない
弱さを誰もが持ってる

もしも願い事がひとつ叶うとして
思い通りの世界を手にしても
またすぐに何かが足りないと嘆いて
ここじゃない
どこかに思いを馳せるんだ

霧の向こうにあるのが
夢見た世界なのだろうか
本当の勇気とはそこに行くことなの
辿り着くことで悲しみは消え去るの

なんとなくの中で
確かなものに出会う
足元に咲く一輪の花
その場所で深く根を張る

幸せの宛てはないけど
どこか遠くへ行きたかった
満たされぬ思いが
幾重にも重なり
駆け抜ける
駆け抜けてわかったこと

僕はどこまで行っても
僕でしかないと言うこと
いわゆるひとつの
諦めにも似た
決意で生きてゆく命ある限り