はばたけ
寝ても覚めても囀るの
あたしまるでカナリヤ
光る甘い理想の中
寝ても覚めてもついばむの
何にも怖くないや
眠る甘い蜜の底

歌っていればそれで素敵なの
だからここのいさせて
叫んでいればそれだけで無敵なの
だから明けないでお願い

落ちてくの、まっさかさまに

リアルと空虚の波に
飲み込まれて
チョコとミルクとキャンディ全てさらわれて

流れ流され目覚めるの
あたしの名はカナリヤ
盛れる甘い嘘はから

流れ流され悶れるの
もう羽根なんかないや
吹ける甘い夜の底

目を背けてればそれでよかったのに
だからここにいたのに
余計なことはしないでよあたしはね
ここがどこだって、歌うの

舞い上がれ
魔法解けても

濡れた爪でガラクタ弾き笑い
グミとタルトとクリーム全部蹴散らして

飛び立て今

歌っていればそれで素敵なの
だけどあれはいらないもう
叫んでいればそれだけで無敵なの
だからほっておいて、お願い

目覚める子
あたしの中で
躍るのよ
怪物」がね

毒も恋も丸呑みして口を開けて
羽根などなくても歌う
遠く遠くへと

まるはだかでもいいもい怖くはないわ
歌うのよあたしカナリヤ