とおくにかえっていくあのこもうここにはもどってこない
まってもまってもぼくひとり
しゃがんだぼくはつちをほってつめがはがれようともほって
まってもまってもぼくひとりですね
いつものようにきみがいった「うまれてこなければよかった
まってもまってもぼくひとり
あやまちだとわかっていてもいつもきみがねがってたから
まってもまってもぼくひとりじゃない
あさはぼくにかたったきみはいまこころにすんだおにに
すべてくわれかけてるぜつぼうのぎょうそうでわらってるよ
いまおもえばとてもちいさなひずみだとしても
もうもどれないとしったあの日から
ただいつかはそんなことなどわすれたいぼくは
くろにまみれたからだできょうもあるく
そらはきみをつつんだまっしろなこころをもったままで
ぼくはうえをむけないすこしでもきみにちかづけたろうか
きみをおもうぼくはあのときつばさをなくした
あおいhumanismだとわらってよ
ここからそうぼくはまたたちとまることはない
にごったくろのあしあとだけをのこし