トカイのよるいろどるまちあかりが いまあたしにまほうをかける こどもみたいだとわらってもいいよ かえりたくない つないだてをほどくしぐさで こころみぬいてほしい いつものわかれみち ガラスのくつをおいていくから おいかけてあたしのことをつかまえて ねむらないゆめのなかへ ねえ、ずるいよ。」あなたおとなだから ときどきもうせつなすぎて とけいのはりこわしてしまえるのは あなたしかいないのに でもまたいつものわかれみち ガラスのくつをおいていくから このよるがおわってしまうそのまえに とけないまほうをかけて どんなことをおもってさるの ひとりのかえりみち ガラスのくつがかなしくひかる ひとごみににじんでいくうしろすがた いとしさがあふれてく