流れゆく時の中にさえ
心浮き者くるくる廻りて
此処より枯れける心も
見ゆる事なし知らぬは
おのずから動くをよしとせず
時の隙間へ流るる去りとて
知る事も無きまま風のよう
空いてただ移ろう

夢見るや浅き夢見寺
はらはらきゆる言葉言の葉
哀れ我れどもこうずるならば
悪戯にただ眺めつづけん
心惑わす言の葉にさえ
惑う事なくただ上の空
思い交ざる事などおかし
全て変えゆくなら黒にせん

かかる我が身に闘いありや
かかる世界に我が身はありや
暁ばかり浮き者嗤し
我が身の内に潮の道引き
歩む事さえ糸絶むなり
人の顔など空知らずして
かかる我が身もうつろいゆかば
たとえうつろいゆかば白になる

流れゆく時の中にさえ
心浮き者くるくる廻りて
此処より枯れける心も
見ゆる事なし知らぬは
おのずから動くをよしとせず
時の隙間へ流るる去りとて
知る事も無きまま風のよう
空いてただ移ろう

夢見るや浅き夢見寺
はらはらきゆる言葉言の葉
哀れ我れどもこうずるならば
悪戯にただ眺めつづけん
心惑わす言の葉にさえ
惑う事なくただ上の空
思い交ざる事などおかし
全て変えゆくなら黒にせん

闇の底に至らばありや
かかる心に我が身はありや
我が身の事はさらにも限りなし
されど打ち出さば

俺俺し

かかる所に我が身はありや
今の現に我が身はありや
かかる我が身もうつろいゆかば
たとえうつろいゆかば白になる

今夢見るや浅き夢見寺
はらはらきゆる言葉言の葉
哀れ我れどもこうずるならば
悪戯にただ眺めつづけん
心惑わす言の葉にさえ
惑う事なくただ上の空
思い交ざる事などおかし
全て変えゆくなら黒にせん

もし鬼ぞから動かば全て
壊さん全て全て壊さん
心の色はうつりにけりな
無葉玉の夜黒より白へ
その人の心此処の心
全て知らざる事ばかりゆゑ
思多き夢の淵より覚めて
壊さば壊せ全て黒になれ