Yume Hito Yo

Minami Kosetsu

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    素肌に肩袖通しただけで
    色とりどりに脱ぎ捨てられた
    床に広がる絹の海
    来てゆく服がまた決まらない
    苛立たしさに唇噛んで
    私ほんのり涙ぐむ
    あなたに逢う日のときめきは
    憧れよりも苦しみめいて
    ああ、夢人よ
    人よ限りに咲く花のよう
    匂い立つ

    恋するなんて無駄なことだと
    例えば人に言っては見ても
    あなたの誘い拒めない
    最後の仕上げに手鏡見れば
    明かりの下で笑ったはずが
    鏡を集める泣きぼくろ
    あなたに逢う日のときめきは
    喜びよりも切なさばかり
    ああ、夢人よ
    人よ限りと言い聞かせては
    紅を引く

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    あなたを愛した儚さで
    私はひとつ大人になった
    ああ、夢人よ
    人よ限りで覚めてく夢に
    身を任す

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